当記事では『自宅』でできる、吃音を『克服』する方法について記載していきます。

一昔前に流行った吃音矯正では、治るどころか悪化してしまうような治療が行われていた他、高額な治療費を請求するといった困っている人につけ込む手法が当たり前でした。

「治らないのは意識が弱いからだ」などと言われ、治ってもいないのに「全治した」と処理されるようなことがあったとか。

現代の吃音治療においては、病院での治療が可能となり保険が適応され、治療の質も上がってきています。
昔と比べると遥かに安心して治療を受けられる世の中になりました。

しかし吃音治療を行える病院数は非常に少なく、通院できる範囲であっても予約待ちが続いてしまう問題点が今だに解決されていません。

そこで、当サイトでは『自宅』できる吃音を克服する方法について記載します。
中には、僕を吃音から解放してくれたとっておきの方法もありますので、楽しみにしていて下さい。

まずは吃音治療での有効率としては異例の方法である『年表方式メンタルリハーサル法』についてご紹介します。

病院での治療を受けてみたけど・・・

上記でも示した通り、現代の吃音治療における治療費や技術については急速に発展してきています。
一方で、吃音の原因や医療法の確立といった根本的解決は未だ成されていません。

幸運にも、近場に吃音治療を対応している病院があった人は「やっとこれで吃音の苦悩から解放される!」と思うのですが、現実にはそんなに上手くいきません。

吃音治療を受けた患者の大半は、吃音が治ることなく挫折することになります。

2019年に発売された『吃音 伝わらないもどかしさ』では、名古屋で吃音相談室を運営している羽佐田さんという言語聴覚士が登場します。
彼は重度の吃音によって会社から解雇を突きつけられた患者の治療にあたり、1年後に数百名の前で流暢にスピーチをさせるまでに回復させた名医です。

そんな彼の吃音相談室の患者でも、全ての人が回復するわけではなく、一定数の割合で治らない人がいる現実があります。

克服に繋がらない従来の吃音治療とは?

従来の吃音治療は『直接法』と呼ばれる手法により行われていました。

  • リズムに合わせて発声するメトロノーム法
  • 流暢な発話のスキルを身に付けるる流暢性形成訓練
  • 滑らかに、楽にどもる吃音緩和法
  • etc

実際に声を出して吃音治療を行う直接法は、訓練室では大きな効果を得られます。
しかし、一歩でも訓練室を出ると途端にどもってしまう大きな欠点があるのです。

僕は高校で野球をやっていました。
よく監督は「練習の為の練習はするな」と怒鳴っていたのを覚えています。
従来の治療法はまさに”練習の為の練習”となってしまっていて、”試合”である社会には通用しないケースが多いのです。

下記でご紹介する書籍『吃音は治せる』の著者である都筑先生も、最前線で治療にあたった1人です。
社会で通用しない吃音治療に、患者さんにはもちろん紹介してくれた医師からも非難の連続だったと語ります。

患者さんからすれば、数少ない吃音治療ができる病院にすがる思いで受診し、訓練室で希望の光を見つけた直後に奈落の底へ落とされる。

そんな絶望の思いだったと思います。

都筑先生はそんな吃音治療の現状を変えようと、一度、従来の治療法を捨て去る決断をします。
頭を真っ白にして患者さんに寄り添うことから始め、膨大なヒアリングの元に作り上げたのが間接法である『年表方式メンタルリハーサル法』です。

年表方式メンタルリハーサル法

メンタルリハーサルの有効率は、驚愕の数値です。

吃音が消失・・・・・36%
吃音が低減・・・・・38%
効果なし・・・・・・26%

この74%の有効率という数字を眺めてみると、ちょうど幼少期に発症した後、自然回復する割合に似ていることに気が付きます。

幼少期に発症する吃音者の割合は5%
その内の80%が自然回復する

 それもそのはずです。

吃音年表メンタルリハーサルでは、過去に遡って治療を行えるため、吃音の克服が最も期待できる幼少期に対してもアプローチすることができるのです。

過去に遡る?
自分の幼少期だった頃にアプローチ?

ちょっと、変な目で見ないで下さいね。
大真面目でこの記事を書いているのですから。

少しスピリチュアルな印象を受けているかもしれませんが、メンタルリハーサルとはいわば“イメージトレーニング”と同じです。

イメージトレーニングは、多くの分野でその効果が実証されています。

特にトップアスリートには必要不可欠な技術として認められ、近年ではトレーニングの一環として多くのアスリートが取り入れています。

これはアスリートだけに限ったことではありません。
スピーチのスペシャリストして名高いアップル社の『スティーブ・ジョブズ』氏は、数日間に渡ってスピーチの練習をしているそうです。
これは成功している自分の姿が、想像の中で創造できるまで続けているためです。

吃音年表メンタルリハーサルでは、失敗して倒れているドミノ倒しを、一つ一つ直していく作業に似ています。

親から愛情
幼少期の思い出
失敗してきた数々の思い出
悔しかったこと

それらを一つ一つ拾い上げて、自分のドミノ倒しを形作るのです。

吃音の原因は”体質が70%”で”環境が30%”だと言われています。
“言葉が詰まるという体質”は変えることはできませんが、育ってきた環境はメンタルリハーサルで上書きすることができるのです。

これは発声訓練の様に短期間で効果が出るものではありません。
トップアスリートがイメージトレーニングを習得するのに時間がかかるように、メンタルリハーサルを自分のモノにするまで時間がかかります。

それでも、一度、克服してしまえば二度と再発することはないと、開発者の都筑先生は公言しています。

これまでギャンブルの様に勝ったり・負けたりの起伏を繰り返し、まったく貯金できずに「いつか大当たりするだろう」と妄想を膨らませている治療ばかりでした。
しかしメンタルリハーサルでは毎月毎月少しずつお金を貯めていき、着実に貯金をするといったように確実性の高い治療になります。

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自由に話せることを想像してみて下さい

年表方式メンタルリハーサル法では、早くて半年・平均3年でその効果を実感することができます。
少し長い様にも感じますが、3年後、自由に話せる姿を想像してみて下さい。

友人や同僚との話しの中で『これを言ったら笑いがとれる』というフレーズを、ベストのタイミングで言うことが出来ます。

発表やプレゼンの時には『言えるか、言えないか』で悩むことはなく、内容にだけ集中することができます。

お礼の言葉『ありがとう』が素直に言うことができます。

自分の名前を堂々と言うことができます。

これまで『どもり』っていうだけで、色々な場面で制限を受けてきた吃音者。
いわば原動付自転車に装備されいるリミッターが、僕ら吃音者にはありました。

そのリミッターを解除した姿を想像してみて下さい。

それを、高い確率で現実のモノとする術がココにあります。

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編集後記

3年か・・・

やっぱり3年という時間は長いと感じてしまう人も中にはいます。
ズバリ、僕もその中の一人でしたから。笑

苦痛で仕方がない吃音であっても、訓練に3年もかかってしまうとモチベーションの維持が凄く大変。
やり始めた頃はいいけど、1年後も続けているのか?
2年、3年後はちゃんと出来てるのか?

禁煙だって失敗ばかりの僕に、ホントに続けることができるのか?

そんな不安がありました。

ましてや頼れるのは『1冊の本』だけです。

そこでお勧めしたいのが、次の記事でご紹介するインターネットで販売されている教材『M.R.M』です。

僕はコレによって、吃音を克服することができました。

内容は今回ご紹介した年表方式メンタルリハーサルと同類の、いや、僕としてはさらにパワーアップした間接法だと思います。

実に6週間で効果が得られ
フォローアップの体制も整えられた
まさに『とっておき』です。

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