インターネットの出現により、「スピードの変化」と「情報のコピーの容易さ」によって、ノウハウはすぐに陳腐化する。
能動的な多読は「多面的な視点」や「異なるやり方による知見」が養え、異業種・他業界のノウハウを掛け合わせることによって新たな価値を生み出すことができる。

【言左衛門の要約】

著者の丸山純孝さん。
僕はとても親近感を感じています。

丸山さんは「エンジニアがビジネス書を斬る!」というメルマガを配信しています。
僕も本業はエンジニアであり、メルマガ配信の経験もあるからです。

丸山さんは東京大学工学部を卒業し、大手企業にて研究開発エンジニアを経て独立。
独立後も読者3万名を超えるメルマガの配信者としても活躍しています。
かたや僕は「・・・」言葉にすると虚しくなるだけなので控えておきます。

「エンジニア」や「メルマガ」など、同じことをやっていても、なぜ丸山さんと僕とでは、ここまで差が開いてしまうのか?

丸山さんは本書の中で「多読のすすめ」と題して、情報が溢れている今、能動的な「多読」をすることによって、自分が知りたいテーマについての「多面的な視点」や「異なるやり方による知見」を持つことが大切であると話します。
また「アウトプットのすすめ」と題して、インターネットの出現により、ノウハウは「スピードの変化」と「情報のコピーの容易さ」によって、すぐに陳腐化する。
大事なのはノウハウ以外の部分である「異業種・他業界のノウハウ」を掛け合わすことだと説明しています。

なるほど。
単品のノウハウでは、すぐに拡散されてしまい唯一無二の存在ではなくなると。
大事なのはノウハウとノウハウを掛け合わせた、自分に合ったオリジナルのノウハウを創り出せるかということなんだ。

読書を通じて
1.引き出しの量を増やすこと
2.リアル社会で創意工夫すること

この地道な取組みが、いつか身を結ぶのだと痛感する今日この頃です。