本から得た知識をアウトプットできるかどうかは「本を読む準備」をしているかどうかで7割決まる。最も重要なのは、読書の前に「得たい知識」を明らかにすること。
文章を読むスピードの4分の3は遺伝で決まるが、生まれつきの才能に関係なく、読み力を確実に高めてくれるテクニックが「スキミング=拾い読み」だ。
【言左衛門の要約】
メンタリストしてテレビでその名を轟かせ、現在ではビジネスに力を入れており、企業研修や経営者への戦略的なアドバイスに加え、動画配信を週7回という恐ろしいほどのアウトプットを出す中で、ほぼ毎日のフィットネスジム通うというストイックな生活を続けるDaiGoさん。
さらには、「知識の最大化」 を求め1日20冊程度の読書を欠かさないという。
多忙な生活の中で、どのようにして読書をして、どのように活用しているのかを惜しみなく公開しているのが「知識を操る超読書術」です。
DaiGoさんは本書の中で、
本から得た知識をアウトプットできるかどうかは、「本を読む準備」をしているかどうかで7割決まる
と言及しており、読書にまつわる「速読」「多読」「選書」には間違った認識をしている人が多いと話し、その内容は衝撃の連続でした。
上記の様な理由から「知識を操る超読書術」では、本を読むための準備に関する記述が多く、本全体の半分くらいはこの部分に関係した話しになります。
これまで、何気なく本を開いては「なるほどねー」と分かった気になって本を閉じてしまっていた、忘れ去られた本達に申し訳なく思います。
DaiGoさんの著書の特徴としては、エビデンスのあるデータが多く、信頼性が高いことが挙げられます。
本書の中でも「私はエビデンスのないノウハウやマニュアル、テクニックが記載されている実用書は基本的に読む必要がないと考えている」という考えを示しているだけに、出典元には気を使っていることが分かります。
読書に関する書籍の多くは、著者の経験則や思考によって解説されているものですが、DaiGoさんの書籍では、研究論文からの研究結果を参考に、DaiGoさんが実際に取り組んだ中からの選りすぐりなものを紹介しているわけですから、参考にならないわけがない。
僕も本書で学んだいくつかのテクニックを使って、仕事やプライベート、人生に役立てていきたいと思います。