当記事では音楽を通じて親睦を深める自助グループ『ジークフリーツ』についてご紹介します。
そもそも、自助グループとは『セルフヘルプグループ』とも言われ吃音者同士の集まりのことを言います。
吃音がある人が集まって親睦を深めたり、情報交換したりして当事者同士が助け合う場として活用されます。
吃音を克服することを目的としたり
若い世代が集うことを目的としたり
音楽を通じて親睦を深めたり
吃音がある子どもを持つ親の集まりなど
その団体別に、目的があります。
目白大学の都築教授が考案したメンタル・リハーサルの有効率は、実に74%!!
その強化版と言える【大人向け】の吃音改善プログラムが『M.R.M』です。
20年間、吃音に苦しんだ僕が『M.R.M』を実践したみた結果・・・
『ジークフリーツ』って、どんな集まり?
東京都の多摩地区にある狛江市。
2002年にここで、音楽療法家と吃音者が集まったことをキッカケに、ジークフリーツは活動を始めました。
吃音によって『生きづらさ』を感じている当事者に、音楽の力を使ってひと時でも吃音から解放してあげたいと活動を続けています。
団体プロフィールによると男性5人、女性8人の13名の会員が所属しています。
あまり大人数が好きではないという方にとっては、居心地の良さを感じる規模ではないでしょうか?
活動報告などの写真を見てみると、もっと会員がいそうな感じはしますが・・・。
年齢層は高めな印象を受けますが、すごくアットホームな雰囲気を感じます。
サポーターとして2名の言語聴覚士の先生が参加しており、毎月第2日曜日の定例会後、個別相談にも応じているといいます。
吃音の治療ができる病院数は限られており、近隣に対応できる病院があっても予約が取れないなどと、吃音治療を取り巻く環境は非常に悪いです。
また吃音治療に精通している言語聴覚士の方があまりいない中、こんなに恵まれた環境は他ではありません。
クレヨンしんちゃんでおなじみ、『ひまわり』の声を担当している声優の”こおろぎさとみ”さんにも吃音があったと言われています。
こおろぎさとみさんは姉の弾くピアノに合わせて歌い、繰り返し練習したことで吃音を克服したと言及しています。
ジークフリーツの活動に参加することで、吃音のことをひと時忘れるだけでなく、克服する可能性もゼロではありません。
連絡窓口
- ホームページ
- https://sieg-kitsuon.jimdo.com
- 旧ブログ
- https://blogs.yahoo.co.jp/jikuchigasaki
- 問合せ
- https://sieg-kitsuon.jimdo.com/お問い合わせ/
- 連絡先
- http://genki365.net/gnkk26/pub/sheet.php?id=785
- https://mobile.twitter.com/sieg_komae
編集後記
吃音と音楽といえば、2016年に放送された月9ドラマ『ラヴソング』を思い出す人も多いのではないでしょうか?
吃音という”生きづらさ”を抱えコミュニケーションが上手く取れない女の子が、音楽を通じて本来の自分を取り戻すストーリーです。
実在する吃音がある音楽家も、実は結構います。
ロックの殿堂入りを果たしている『アン・ウィルソン』や『ジョン・リー・フッカー』
Q誌が選ぶ歴史上で最も偉大なシンガー100人として11位に選出された『リアム・ギャラガー』
ブルース界の巨人の異名を持つ『B.B.キング』
イギリスのシンガーソングライターである『エド・シーラン』にも吃音があり、アメリカの吃音協会が開催したチャリティーイベントでは、
「どもりは全く気にする必要はない。ありのままの自分で居て欲しい。自分の変わっているところを受け入れて。変わっていることは素晴らしいことだ。」 と、吃音を持つ子供達にエールを送りました。
さて、次にご紹介するは地域に特設された自助グループです。
小規模の集まりでは、地元意識が強く絆が生まれやすいのが魅力の一つです。
あなたも自分の居場所を探してみませんか?
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