当ブログでは吃音に関連ある書籍を紹介しています。
ただ吃音に関連ある書籍は無数にある訳ではなく、かなり限られています。

吃音に関連する書籍を探していると小説『ノルウェイの森』が吃音に関連した作品であると紹介されていました。

早速読んでみましたが、まったく吃音とは関連のない書籍であることが発覚!!

主人公のワタナベが寮で相部屋だった”突撃隊”というあだ名の男の子にどもりがあって、この突撃隊がどんどん話しに出てくるのかと思いきや、突然の失踪。
物語の序盤で消えた突撃隊は、下巻には一度も姿を現わすことなく終わってしまいました。

 

 

 

とにかく『エロい』

この小説、とにかく『エロい』んですよね。
凄く生々しくして、あたかも自分がワタナベになったかの様に、知らず知らずのうちに前の方が膨らんでくることもあります。
(女性が読むとどうなるんだろ?)

僕は朝の通勤時間に本を読む習慣にしているのですが、座れない電車の中で、エロいシーンが始まると本を閉じてスマホの漫画を読み始めます。
その理由はいうまでもありませんよね?

物語の始めには、既に吃音とは全く関係ないことを悟りましたが、僕が下巻まで読んだ理由はただ一つです。
エロいシーンが読みたかったからです。

 

有名な作品

結構、有名な作品で、映画化されているというのは嫁さんから聞きました。

「なんで『ノルウェイの森』を読んでるの?」
と顔を歪ませて聞いてきました。

「この小説、まぢでエロいよ!」と言うと
「知ってるよ!映画化もされてるしね!」と、また顔を歪ませて答えました。

僕は『エロい』で有名な小説とは知らず、早朝の電車で堂々と『ノルウェイの森』を読んでいた様で、きっと多くの同乗者は「朝から元気があるな」と感心していたことでしょう。

なぜなら、僕は『ノルウェイの森』を図書館で借りたため、ブックカバーなどしていませんでしたから。

そんな話しをすると、また嫁さんが顔を歪めました。

 

物語について

小説『ノルウェイの森』はエロいシーンを差し引いても、面白い作品でした。

主人公のワタナベの受け答えに「僕もこんなユーモアな言葉を扱えたらな」と思ったり、登場人物の永沢の世界観に感心したり。
その反面で精神的に病んでいる人の考えや感情、その周りの人達の想いや行動について考えさせられました。

また終わり方も独特で「結局、何を伝えたかったの?」と、自分の回想が必要になる小説です。
主人公のワタナベが、最後に決断をして大きな一歩を踏み出す、その瞬間に足払いをされるといった終わり方をしています。

僕の回想では、ワタナベは、●●でしまったのではないかと回想し『ノルウェイの森』から抜け出してきました。
あなたは一体、どんな回想をしたのか、是非ともお聞かせ下さい。

 

PS.

僕と同じ様に通勤や通学の電車の中で、読書を楽しんでいる方は、くれぐれもブックカバーをお忘れなく。