日本における吃音治療の

第一人者が『現場の声』をお届け

 

病院に来た患者さんが

どんなことに悩みを抱え

どうなったのか!?

 

数々のエピソードを知る事が出来ます。

 

これを読んだら

直ぐに近くの病院へ駆け込みたくなります。

 

【悩み】嘘が足枷に!?

 

子供に吃音があるのを知っていても

命の危機というわけではない。

保育園や幼稚園の先生、かかりつけの医師に

『様子をみましょう』と言われたから

特に何もしていないという事はよくあります。

 

確かに幼児の吃音は

80%が治ると言われており

自然回復し易い疾患です。

 

しかし、

いつまで『様子をみる』のでしょう?

 

吃音の回復には

早い時期から適切な対応を

することが大切であり

子供が『話す意欲』を持ち続けられるように

環境調整することが親の務めです。

 

環境調整することで

子供の話す意欲が保たれます。

 

いっぱい話すことで

構音器官の発達や

話す楽しさ、成功体験により

吃音の症状が低減されます。

 

症状が低減されると

吃音の自然回復への期待も高まります。

 

しかし、なかなか事が進まない背景には

インターネットでの誤った情報が

あなたの足を止めているのかもしません。

 

インターネット上には

  • 子供を病院に連れて行くな!
  • 病院での治療は高額だ!
  • 吃音は治らない疾患だ!

 

などの書き込みが多数あります。

 

病院に連れて行ったことで

吃音の症状が悪化したなどの話し

 

吃音治療の相場は

3ヶ月で15万円などの話し

 

これらの書き込みは

ウソです。

 

1990年代の昔の話しが

現代においても続いていると

勘違いした書き込みです。

 

【理由】本当にあった昔話し

 

たしかに1990年代よりも前は

吃音矯正所と言われる

民間の病院があったようです。

 

そこでは

医学的に根拠のある訓練ではなく、

『気合い』などの気持ち面に重きを置いて

郊外スピーチやプレゼン

発声練習などを行なっていたといいます。

 

当然、言語医療がされないまま

公衆の面前でスピーチをするのですから

吃音の症状は出てしまい、

失敗体験を重ねることで

悪化の一途を辿ります。

 

また、この頃の治療費は

たしかに高額だったそうです。

 

3ヶ月で15万円』

『半年で40万円』などの金額が

本当にかかっていたといいます。

 

【解決策】今はどうなのか!?

 

現代では

病院での治療は保険が効きます。

支払い金額としては300円程度です。

(九州大学病院の場合)

 

また子供の治療については

自治体にもよりますが

『無料』のところが殆どです。

 

民間の施設では保険がききませんが

うん十万とかかることはありませんし

料金体系を明確にしています。

 

また民間の施設の場合

運営者が元吃音者であることが多く

吃音の臨床で実績のある方が

多くいるのも特徴です。

 

治療内容については、

まだ確立された治療法が無い

のが現実ですが

 

これまでの臨床や研究により

この症状には、この治療法!

などの糸口は見えていると言います。

 

病院に行く目的としては

吃音を無くす、低減させる

ためだけではなく

環境調整をするための

アドバイザーの役割があります。

 

例えば『診断書』を通じて

学校の先生などに吃音を理解してもらい

からかい、いじめを無くすことができます。

 

新しい環境になって

吃音の症状が悪化してきたら

相談役として話しを聞いてくれます。

 

実際の医療現場で

どの様な対応がされており

どの様な効果があるのか?

 

このような情報を集めることが

本当の意味で『様子を見る』

ことだと私は思います。

 

 

どんな未来がまっているか?

 

僕にも吃音があり

学生の頃は『からかい』はありました。

 

真似されたり、バカにさたり。

 

また吃音の相談できる人は

一人もいなかったので

悔しさや惨めさを一人で抱え

辛い時期もありました。

 

そんな時、ここで書かれている

エピソードの様に親が対応してくれたら

どんなに心強かったことか。

 

自分が親になって思うことは

必ず病院に連れて行き、

子供の環境調整はしてやりたい。

そう思います。

 

幸い、僕の子供には

まだ吃音の症状がみられていませんが。

 

この本を読むことで

  • 病院をどの様に利用するべきか
  • どんな治療が行われているか
  • 私生活の中で出来ること

 

が分かるようになります。

 

実際の医療現場で

何がされているのかを書いた本は

コレ以外に見たことがありません。

 

話す意欲が低下していたり

吃音を悩みとして捉え始めた時、

それは病院に連れて行くサインです。

 

是非とも参考にして下さい。